らんちゅうの飼育と飼い方

【目次】

らんちゅうの飼い方

らんちゅうの系統とは

らんちゅうは、明治時代に日本で生まれました。
正確にいうと、人によって作りだされた魚です。
そんな、らんちゅうの系統は、大きく分けて大阪筋・宗家筋・京都筋の3つあります。
まず、大阪筋のらんちゅうについてですが、元々江戸時代からいたであろう、元祖らんちゅうといった感じの原形を変えずにそのまま受け継いだ物です。
明治や大正で繁殖を重ねてきましたが、戦争の余波で絶滅したのではないかといわれていました。
しかし、近年になって、この大阪筋のらんちゅうだと思われる物が発見され、普及させる活動があるようです。
宗家筋のらんちゅうは、今のらんちゅうを作りあげた、初代石川亀吉らによる、石川宗家由来の魚といわれています。
尾の形と泳ぎ方に重きをおき、作りあげられた系統で、どの系統よりも、力強さを感じる事ができます。
太身が特徴的な浜松系や、独特なスタイルや尾の形が抜群に綺麗な岡山系も、この系統に含まれます。
京都筋のらんちゅうは、宗家筋と他の筋から作りあげられた系統で、ぱっとみて、鮮やかな色や柄に目を奪われます。
肉瘤のつき方に重きをおくのがこの系統の特徴です。
これらすべては、総称で「らんちゅう」と呼ばれていますが、実際は種類の違う魚と考えた方がいいでしょう。
らんちゅうが系統に分けられている理由は、日本らんちゅう協会ができた事により、らんちゅうに魅せられる人が急激に増え、産地や特徴的な姿のらんちゅうが作りだされたからなのだそうです。

らんちゅうの特徴と飼い方

「らんちゅう」は金魚の中でも、高級というイメージがあります。
だからと言って、特別ではありません。
金魚と同じ飼い方で大丈夫です。
では、どのように飼えばいいのでしょう。
水槽の水は水道水ですが、カルキが含まれているため金魚には良くありません。
カルキ抜きの錠剤もありますが、できれば自然にカルキ抜きをした方が金魚のためにもいいでしょう。
水道水を室内で1日汲み置いておけば、カルキは抜けます。
日の当たる戸外であれば、3時間ほどで抜けますので簡単です。
1日汲み置いた水が金魚に最適というわけではありません。
この水に空気をたくさん送ることで、金魚がとても住みやすい水になります。
餌についてですが、お店から買って来て、自宅の水槽に入れてから3日ほど経ってから餌をあげるのが望ましいです。
金魚は、1ヶ月位餌を食べなくても生きています。
まずは、飼育環境が変わったことによる金魚のストレスを取り除いてあげることが先決です。
餌は、環境に慣れてからで充分です。
餌をあげ始める時期が来たら、朝晩の2回程度で大丈夫です。
餌のあげ過ぎは病気の原因にもなりますので、注意します。
生餌の方が消化も良く、金魚にも望ましいですが、人工飼料でも餌のあげ方を間違えなければ大丈夫です。
量は、餌をあげてから5分程度で食べ終わる量が望ましいです。
育て方を間違えずに、らんちゅうを長生きさせたいですね。

らんちゅうの屋外飼育

らんちゅうを1匹ではなく、何匹かまとめて飼育するのであれば、屋外での飼育をお勧めします。
プラスチックの容器で飼う方がほとんどですが、木材やブロックなどで、自分の好きな大きさで外壁を作ることが可能です。
そこに、ビニールシートを張って、池を作ることができます。
また、家庭用の小児用プールでも代用できます。
屋外で飼う場合、日当たりに注意します。
1日に3時間位は、日に当てる必要があります。
らんちゅうへの健康のためだけではなく、水温の上昇や、プランクトンの増殖のためなどに必要なのです。
雨が続く梅雨時などは、なかなか日に当てることができないので、らんちゅうの様子には注意しましょう。
また、夏は水温が上がりすぎてしまうため、スダレなどで日除けをしなければなりません。
このスダレも水面近くに立ててしまうと蒸れてしまうので、水面から30cmは離して立てましょう。
その逆で、冬は水温が下がりすぎてしまいます。
水面が凍ってしまうこともあります。
凍ってしまった場合は、自然に溶けるのを待ちます。
凍る前に、きちんと保温対策をしてあげましょう。
また、雨除けも必要です。
雨が降ったらすぐに雨除けをする必要はありません。
通常の雨でしたら、気にすることはありません。
豪雨や台風、また長雨などの時には、水温の低下を避けるためにも、雨除けはした方がいいでしょう。
雨除けをする場合も、水面から30cm以上離して、蒸れないようにします。
風除けも同様に考えるといいでしょう。

らんちゅうの屋内飼育

らんちゅうは、屋外で飼うのが基本ですが、屋外で飼えない場合は室内で飼うこともできます。
その場合、水槽の大きさには注意しましょう。
数匹飼うのであれば、ある程度の大きさの水槽があった方がいいでしょう。
一般的には60cm水槽であれば、5匹位までが理想です。
水槽の大きさの割には寂しい数ですが、すぐに大きくなりますので、この位が妥当です。
屋内で飼う場合、1日に1時間程度日に当てることを忘れないようにしましょう。
また、エアコンのある部屋は避けたほうがいいでしょう。
通常、エアコンは夜中には消してしまいますので、室温が変化してしまいます。
室温が変化すると水温にも大きく影響してきます。
やむを得ずエアコンのある部屋に置く場合は、ヒーターで水温の変化がなるべく小さくなるようにしましょう。
水槽の置き場所に困らないのであれば、水漏れ事故などを考えると玄関や、廊下などに置くと良いですね。
また、室内だと四季をあまり感じられません。
らんちゅうは、水温が低くなるので寒い冬を感じることが出来ます。
そして、水温が上昇すると暖かい春を感じます。
春になったと感じると、産卵します。
また、夏の暑さが過ぎた後に、水温の低下を感じて冬になっていくのがわかります。
そして、冬の冬眠に備えて食欲が旺盛になっていくのです。
このように、四季を感じて育っていきます。
屋内でも、きちんと四季を感じさせてあげて、長生きさせましょう。

らんちゅうの飼育器具

らんちゅうを飼う為にはまず、当たり前ですが水槽が必要です。
5匹を目安とすると、頻繁に水を換えなくて済むのでお薦めです。
60センチぐらいのアクリル製の水槽を選べば無難でしょう。
らんちゅうを上からみる為に作られた、らんちゅう水槽というものもあります。
後は、ろ過するフィルターやエアポンプも必要です。
らんちゅうは繊細なので、水質の維持が後々重要になってきます。
下に砂利をひいたり、水草を入れるのもいいでしょう。
また、らんちゅうは急激な温度の変化にはついていけないので、水温計を用意してこまめに温度をチェックして環境を整えてあげましょう。
それでも冬場などはなかなか水温を安定させるのは難しいですね。
その時は、ヒーターやサーモスタットなどを使うと便利で簡単ですよ。
道具をきちんと揃えても、餌の与えすぎやフンで水が濁ったりしたら放っておかないで、すぐに水を変えてあげてください。
病気に繋がってしまいます。
用意するものは、ほとんど他の金魚を飼うときと変わらないのでお金はあまり掛かりません。
以前金魚を飼っていた方は、道具を捨てていなければすぐにでも飼う事ができます。
水槽などを買い揃えたら、設置にも注意が必要です。
直接太陽の光が当たらない場所に置き、水の温度が激しく変化する窓際や屋外は避けるようにしましょう。
これさえ守れば、とりあえずらんちゅうを飼う事が可能です。
参考にしてみてください。

らんちゅうの水換え

らんちゅうの水換えは、まず、その時の水温に注意しなくてはなりません。
水温によって、らんちゅうの場合、水換えの方法がかなり違ってきます。
これは、水温が低い時だと、青水になるのが遅くなるので、全部新水にしてしまうと、保温などの効果がなくなりやすくなる可能性があるのです。
また、逆に、水温が高い時だと、青水になる速度があまりに早くなりすぎて、割水では水をいい状態に保つ事がかなり難しくなるのです。
水の温度がどの程度だと、どういった方法で水換えをするといいのか?
という事をおさえておくのは、らんちゅうを飼ううえで、かなり重要な部分なので、しっかり覚えておく必要があります。
また、水換えの方法だけでなく、水換えが必要かどうかも、きちんと判断しなくてはなりません。
水温の低い冬眠期であれば、例え水が汚くても、交換はしません。
冬眠期ではなくとも、水温が低い時は、水は補充して薄める程度に留めておきます。
逆に、高温の時は、朝にそこまで汚いと感じなくても、日が暮れる頃には急速に青水化して、明朝にはドロドロになんて事がよくあります。
らんちゅうの体調を悪くしない為にも、よく観察して、対応しないといけないのです。
他にも、新水は汲みおきしてカルキを抜いて利用する事や、青苔は擦り落としてしまわない事など、細かな注意はありますが、これらに気をつければ、ほぼ対応できるでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、専門的な事を紹介したサイトなどもありますので、そちらを参考にしてみてください。

らんちゅうと水垢

らんちゅうを飼っていると、エアーストーンなどが水垢で汚れてきますよね。
そんな時は、あまり汚れがひどくならないうちに、洗ってしまいましょう。
洗う時は、水垢専用の汚れ落とし用の洗浄液などを、わざわざ買う必要はありません。
キッチンハイターで充分に水垢は落とせます。
エアーストーンの水垢を落とす手順としては、まず、エアーストーンが、全部浸かる余裕があるくらいの大きさのバケツやケースなどを用意します。
そこに水を張り、キッチンハイターをキャップに一杯ほど入れてよく混ぜます。
水の量は、エアーストーンが浸かるくらいで大丈夫です。
この時、手で混ぜるのは、皮膚が溶けるので避けましょう。
そして、ここにエアーストーンを浸けて、しばらくおいておきます。
水垢が落ちたら、キッチンハイタ―の入った水を捨てて、しっかりとエアーストーンを洗います。
そして、真水をバケツに入れ、ハイポをたっぷりと入れてエアーストーンを再び浸けます。
これで数十分おいておけば、綺麗になるでしょう。
そこまで終われば、次は、舟に入れる為に、塩素中和剤入りの水に浸けて、ブロアーを通したエアーストーンを数分動かして、キッチンハイタ―を完全に抜きます。
これで、水垢の掃除は完了です。
それほど、手間は掛からないので、是非こまめに掃除してください。
また、掃除が面倒な方には、水垢がつきにくくなるようなグッズも色々とあります。
これらを利用すれば、掃除の回数は幾分か減らす事ができるでしょう。

らんちゅうと琉金を同じ水槽で飼いたい

らんちゅうは、金魚の中でも一番デリケートで、水温変化や水質に、とても敏感な魚なので、育てるのが難しいといわれています。
その為、他の魚はもちろん、らんちゅう同士においても、以前から飼っていたらんちゅうと新しく買ったらんちゅうを一緒の水槽で飼うのは、3〜5年しかないらんちゅうの寿命をもっと縮めてしまう事になりかねません。
ただ、諸事情でどうしても一緒の水槽でという方は、注意して欲しい点がいくつかあります。
まず、大きさについてですが、どちらか一方が大きいと、大きい魚が小さい魚をつついてしまうため、小さい方が弱っていきます。
なので、大きさに気をつけましょう。
また、魚の大きさ同様に水槽の大きさも重要になってきます。
本来、らんちゅうは池などで飼うのが理想的な魚なので、小さい水槽に入れてしまうと、泳ぎに制限が掛かり、ストレスの原因になってしまいます。
できるだけ魚の数や大きさに合った水槽を選びましょう。
新しい魚を水槽に入れる際は、エサは少なめにしてください。
4、5日は様子をみる方がいいでしょう。
慣れない水槽でエサを多く与えるとすぐ病気になりやすいので、少しずつから量を調整してください。
最初から、他の魚を飼っている水槽に新たにらんちゅうを入れる場合も同じです。
この時は、病気感染を防ぐ為にも、買ってすぐ一緒の水槽に入れるのではなく、まず別の容器で様子をみてみましょう。
異常がなければ、その容器の水ごと水槽に入れてあげるといいですよ。

らんちゅうの出産と稚魚

らんちゅうの交配方法

らんちゅうの交配を上手くする為には、交配する前年の秋頃からの体作りが肝心となってきます。
春までの間に病気になると、痩せた状態で春を迎える事になります。
また、餌のやり過ぎで肥満になると、精力が落ちてしまいます。
メスの場合はお腹が膨れ、難産になり、卵が詰まり死んでしまいます。
大切ならんちゅうを守る為にも基礎の体作りが重要なのです。
この時期は、今まで以上に十分注意していってください。
冬場は冬眠に入るので、最低でも交配の一ヶ月前には起こさなくてはなりません。
いいとされている交配日は、桜前線に合わせた4月20日あたりです。
あまり早期に起こすと調子を崩してしまう事があるので、この日を目安に起こしてみて下さい。
交配に適しているのは、子の特徴がはっきりして成長が早く、卵が立派で大きいといわれる3歳〜5歳のらんちゅうです。
交配前はオスとメスを分けておきましょう。
交配の際には、未受精卵の数を増やさない為にも、大体2:1ないし3:2で、オスがメスより多く必要となります。
未受精卵を放っておくと水カビが生え、受精卵に悪影響を与えてしまい、孵化までいかず腐ってしまいます。
なので、それは避けましょう。
また、成長不良になったり、寿命が縮まる可能性が高くなるので、交配は1年で2回までにしておきましょう。
人工受精は負担が少ないので目安は4回までですが、できれば2回までにしておいた方が長生きできると思います。

らんちゅうの産卵について

産卵をさせたいのであれば、冬から準備をしましょう。
らんちゅうは、冬になると冬眠します。
水温が10℃以下になると、冬が来たと感じ、冬眠するのです。
餌をまるっきり食べなくなります。
水温が10℃以上になると、餌を食べることもありますが、産卵をさせたいのであれば、冬は絶食させましょう。
冬眠時は、水深を40cm位にします。
餌をあげなくても、水槽の藻などを食べますので、糞は出ます。
1日1回は糞を掃除してあげます。
また、水が少なくなってきたら、水を足してあげますが、静かに行います。
水が大きく動くと、らんちゅうは驚いてしまいます。
気をつけましょう。
産卵時には、産卵巣を作ってあげる必要があります。
網戸の網を水槽の底に敷いて、棕櫚を親指位の大きさにしたものを網の中心に置き、水草の代わりにします。
もちろん、水草だけでも大丈夫ですが、水草は移動してしまったりするので、産卵数も着く卵の数も、少なくなってしまいます。
産卵をさせる雌雄のらんちゅうは、新水に入れます。
1度失敗した場合、両方を元の水槽に戻すことはせず、雄の方だけを元の水槽に戻します。
雌はそのままにしておきます。
そして、翌日に再度産卵をさせてみましょう。
2日間共に失敗してしまったら、水あたりを起こしているかもしれないので、塩水に入れて回復させます。
そして、回復後に再度チャレンジしてみましょう。
うまく産卵できることを願って、頑張ってみましょう。

らんちゅうの稚魚の育て方

まず交配後2〜3日目の卵を、産卵藻と一緒に新しい20度前後の水場に移動しなければなりません。
交配時の精子や腐った卵で汚れた水は、生まれてきた稚魚に悪影響を与えます。
このままの状態で育てれば、最初の水換えで稚魚が死んでしまう可能性が高くなってしまいます。
次に餌についてですが、人工の餌と生餌の二種類あります。
人工は水分が少なく与えすぎると消化不良になるので、すぐに食べきれる量を与えます。
食べ残しは水質が悪くなる原因にもなります。
その分、生餌は生きている餌なので稚魚が食べたい時に食べれます。
水質が悪くなる心配もありません。
ですが、水分が多く消化しやすいので、いつでも食べられるように朝から夕方まで絶えることなく与えないといけません。
また、難しいですが全ての稚魚を同じように育てるためにも、全体に行き渡るように十分な餌を与える事がポイントです。
次は水換えについてです。
稚魚は小さいのですくう事が難しいのです。
乱暴にすくうと鱗が剥がれ傷がつきます。
また、小さいからといって稚魚を洗面器などにたくさん詰め込むと酸欠になってしまいますので、ゆとりある空間を作ってあげましょう。
水換えの際、急激な水温の変化に耐えきれず全滅も多くみられます。
水温差がある場合の対処として有効なのは、稚魚が入った洗面器を新しい水場に浮かべてみる事で、その温度に慣れさせるという方法です。
簡単なので、是非試してみて下さい。

らんちゅうの選別の仕方

らんちゅうの選別は慣れるまで難しいですね。
稚魚は特にそうです。
稚魚の選別のポイントは、思い切って不良魚を減らす事です。
数が少ない方がゆとりのある飼育ができます。
稚魚は生後2、3週間にもなると、尾びれもはっきりし肉付きもよくなり選別しやすくなります。
さっそく水換えと一緒に天気のいい日に選別してみましょう。
まず、白色などのみやすい大きめの容器で、水と一緒に、傷が付かないようにそっと稚魚をすくい上げます。
選別に時間が掛かってしまうと容器内が酸欠になってしまうので、事前に準備しておき、手早くする事を心掛けましょう。
基本的には、尾びれの動きがいいものを選びます。
ただし、いいものから選別していくと見逃してしまう事があります。
ですが、短時間で終える事ができます。
逆に、尾びれが開ききっていないものや体が曲がったものから分けていくと、時間が掛かります。
見逃しはなくなりますが、少しでも多くいい稚魚を死なせなくて済む為には手早い方がいいでしょう。
だいたい3日前からエアーレーションを使い、水の環境を整えておきます。
稚魚を入れた後は危険ですのでエアーは止めましょう。
また、水温が合わない場合はお湯などで適温にします。
1ヶ月間に1週間間隔で各4回水換えと選別を行います。
尾びれの開き方や体の曲がりの悪さがどんどんはっきりしてきますので、最初の頃より選別しやすいと思います。
成長に差ができ、大きさが違う場合は同じサイズ同士に分け、小さい方はエサなどで成長を促します。

らんちゅうの健康と病気

らんちゅうの元気がないとき

前日まで元気に泳いでいたらんちゅうが、突然元気が無くなったら心配ですね。
では、どのような状態になると元気がない状態と言えるのでしょうか。
明らかに泳ぎ方がおかしいと思えたら、じっと観察してみましょう。
数匹で飼っている場合は、1匹だけ離れていて元気が無いらんちゅうは体調が悪いかもしれません。
それとは逆に水槽から飛び出さんばかりに泳いでいるのも、おかしいです。
この場合は、元気があるように感じるかもしれませんが、いつもとは違う泳ぎ方なので、注意が必要です。
また、水面の近くで口を開けたり閉じたりしていたり、下の方で動かずにじっとしているのも、元気がある時にはしない行動です。
そして、らんちゅうの泳ぎ方だけではなく、体の様子も観察してみます。
明らかに、ひれが破れていたり、血のような斑点がありませんか?
また、うろこが逆立っていたり、落ちていたりしていませんか?
さらに、体に白いカビのようなものはついていないでしょうか?
このような状態が見られるのであれば、病気かもしれません。
病気のらんちゅうには、早期発見の場合に限りますが、0.5%の塩水の中に入れてあげると、効果があります。
らんちゅうは、とてもデリケートな生き物です。
気温が変われば、水温にも気をつけてあげなければなりません。
水槽で飼うのであれば、餌は1日に2回で充分です。
餌のあげすぎにも注意します。
正しい飼い方で、いつまでも元気に泳ぎ回るらんちゅうでいて欲しいですね。

らんちゅうが死ぬ原因

らんちゅうが死ぬ原因として、外的要因以外で第一にあげられるのは病気です。
らんちゅうが掛かるすべての病気が、死にいたると言うわけではありません。
病気を発見してから、適切な処置をすれば治る病気もあります。
日頃から、らんちゅうをしっかり観察して、いつもと違うところがあれば、注意をする必要があるでしょう。
早期発見が大切です。
死ぬ原因としてあげられる病気には、「白斑病」があります。
その名の通り、斑点が体に出来る病気です。
最初のうちは、尾にしか斑点はありませんが、徐々に体一面に斑点が出来てきます。
口中に斑点が出来始めると、えらの呼吸機能を閉塞して死んでしまいます。
この病気になったら、水を浅く張って、日光に充分当てます。
しかし、夕方にはふたをします。
雨に当てないように注意します。
夜も冷やさないようにして、風も当てないようにしましょう。
餌は通常通りで大丈夫です。
このようにしておけば、次第に治ってきます。
他にも「腹膨れ」があります。
この病気は、産卵で産み残した卵がお腹の中で腐ってしまい、起こる病気です。
餌をあげる前なのに、お腹が膨れていたら要注意です。
それでも餌は普通に食べるので、なかなか発見しづらい場合もあります。
早期発見したときは、餌は与えずに、水替えをして糞を出すようにします。
肛門を刺激して、糞を出してあげましょう。
発見が遅れ、肛門が血走ってくると2日ほどで死んでしまいます。
大切ならんちゅうを、死なせないように、長生きさせてあげられるといいですね。

らんちゅうの色が抜けた

らんちゅうを飼っていると、急に、やすりでも掛けたように、真っ白に色が抜けてしまう事があります。
いきなりこんな事になったら、誰でもびっくりしてしまいますよね。
ですが、色抜けは表面にカビが生えたような状態でなければ、まず病気の心配はありません。
ただ、成長してから真っ白になってしまった場合、元に戻る事はまずないので、色が完全に抜けると困る場合は、早急に原因をみつける必要があります。
原因として考えられるのは、「過密飼育などによるストレス」「日光不足」「餌」などです。
白くなり始めた頃に、変わった事をした記憶がないか、思い出してみてください。
水槽を移動したりして、日当たりが悪くなっていませんか?
苔の掃除など、ちょっとした事でも、ストレスに繋がる可能性があります。
餌の種類を変更したりしませんでしたか?
照明を夜間も点けっぱなしにしていませんか?
もし、思いあたる事があったら、原因はそれの可能性が高いでしょう。
その原因となる事を、前の状態に戻す事ができるならば、すぐにでもそうしてあげてください。
色落ちした部分を、元に戻す事はできなくても、色落ちが進むのを、最小限で食い止める事はできるかもしれません。
ただ、真っ白になったらんちゅうも、繁殖などを目的としないならば、それはそれでとても綺麗です。
ストレスは感じないようにしてあげる方がもちろんいいのですが、白いらんちゅうは悪いという事でもありませんので、特に嫌でなければ様子をみてもいいでしょう。

らんちゅうが餌を食べない

らんちゅうが、急に餌を食べなくなったら、すごく心配ですよね。
らんちゅうは、とてもデリケートな魚ですので、なにかあったのかと不安になりますし、原因が解らないと、その不安はどんどん膨らみます。
らんちゅうが餌を食べない時は、なによりまず、正しい原因をみつけてあげないといけません。
それも、できるだけ早い段階で発見した方がいいでしょう。
では、原因として考えられる事はなにがあるのか?
ですね。
まず、問題がどこにあるかで、対応方法は変わってきます。
一つ一つを確認し、早急に原因を突き止めましょう。
考えられる理由としては、魚・餌・水・環境などの状態に問題がある事です。
例えば、餌の与え方がいけない・病気である・餌が合わない・餌が劣化している・水が汚い・水温がよくない・エアレーション・密度などが主でしょう。
慣れた方でしたら、ちょっと確認するだけで、原因が特定できるかもしれませんが、そうなるまでは、一つ一つ調べて行き、消去法でみつけだすしかありません。
少しの事でも、餌の食べ方が変わってしまう事がらんちゅうにはよくありますが、場合によっては、絶食が望ましい時もあります。
ですので、まず、原因を特定する事。
そして、それに合った対策を、体調が悪化しないうちに、早々に行う事。
これが肝心です。
様子をみようと、そのままにしておいたりすると、最悪の事態になる事も稀ではありません。
ちょっと神経質なくらいが、らんちゅうにはちょうどいいかもしれません。

らんちゅうの病気

らんちゅうは、とてもデリケートな魚なので、病気にかかる事もよくあります。
病気にかかったらんちゅうを放置しておくと、そのらんちゅうだけでなく、他のらんちゅうにも病気がうつり、最悪の場合、全滅という事も起こりえます。
ですので、そんな事にならない為にも、日頃からよく観察し、異変が少しでもある時は早急に対応しなくてはなりません。
伝染の可能性がある病気の場合、隔離や全体への治療が必要である事もあります。
らんちゅうがかかりやすい病気としては、メザシ・白点病・松かさ病・赤班病・白雲病・黒斑病・穴あき病・水カビ病・尾腐れ病・イカリムシ・ウオジラミ・転覆病などがあります。
これらの病気は、判別に必要な特徴や、その病気への対応方法など、細かい説明をしているサイトなどがいくつかあります。
そのようなサイトをみてみれば、斑点がある場合は、この病気の可能性があるなどと解りやすく記載されています。
その場合はどうすればいいのかも、その病気がどの程度危険な物なのかも知る事ができます。
それらを参考にして、病気を特定し、自己で対応できる場合は各対策を試し、難しい場合は専門の病院などで治療して貰いましょう。
くれぐれも、よく解らないからと、放置したりはしないでください。
大変な事はらんちゅうにはすごく多いですが、その手間が掛かるところもらんちゅう飼育の魅力だといえます。
大切に大切に可愛がってあげてくださいね。

らんちゅうの薬浴

らんちゅうは、ちょっとした変化でも体調を崩す事がよくありますね。
もしも、らんちゅうに病気の疑いが少しでもみられたら、早い段階で「薬浴」をした方がいいかもしれません。
薬浴とは、薬剤を溶かした水の入った水槽で、魚を泳がせて治療などをする事。
薬浴には、「瞬間浴」といって、濃度の高い薬剤入りの水で数分間行う物、「短時間浴」といって、数時間以内の薬浴を行う物、「長時間浴」といって、半日以上の薬浴を行う物、また、この「長時間浴」を繰り返して行う「永久浴」という物があります。
初心者でも、比較的行いやすい方法は、「長時間浴」や「永久浴」です。
この二つの方法は、規定通りの薬剤の濃度で、ゆっくりと治療を行うので、魚への負担が少なく済む為です。
どうしても、「瞬間浴」や「短時間浴」のような方法ですと、いくら短い間の事とはいえ、高濃度の薬剤は毒性も強いので、それを受ける魚の負担は大きいです。
経験を重ねれば、どの方法でも安全に行う事ができるでしょう。
ですが、技術がない状態で挑戦するには、少々リスクが高いかと思います。
長時間浴は、治療したい病気に対応する薬剤を、その規定量溶かし、規定通りの時間行えば、特に難しい部分はありません。
症状が改善されるまで、薬浴、観察を繰り返し、完治を待ちます。
注意点といえば、薬剤には、同じ成分が入った物も多いので、勝手に混ぜて使ったりしない事です。
専門家がこれらを詳しく紹介しているサイトもありますので、参考にしてみてください。

らんちゅうを安く買いたい

らんちゅうは、金魚の王様というだけあって、他の金魚よりも別格に丁寧に扱われています。
その為、他の金魚よりも値段が高く、いい物であればあるほど、価格も上乗せされていきます。
品評会レベルの高い物などは特にです。
しかし、一言でらんちゅうといっても、低価格な物から高値で取引される物まで幅広くあります。
低価格な物は、熱帯魚ショップやホームセンターなどでは、300円程度からあります。
お祭りでもすくう事ができます。
ただ、これら低価格のらんちゅうは、いわばペットとして自宅観賞用で楽しむ物であり、品評会にだしたり、商売として繁殖させる物ではないですね。
高額な物は、1匹10万円以上する事もあり、こういったらんちゅうが、主に繁殖用か品評会にだしたいという愛好家たちの間で人気があるようです。
「らんちゅう 販売」とインターネットで検索すると、らんちゅうを販売している数多くのサイトが存在し、オークションもあります。
でも、せっかくらんちゅうを飼いたいと思っているのでしたら、自分の目で大きさや泳ぎ方などをみて、決めたいところです。
写真では、どうしても色や大きさに誤解が生じて、自分の思っていた物と違うなんて事もあります。
泳ぎ方で病気などをみわける事もできます。
それに、何といっても、らんちゅうは泳ぎ方がとても優雅です。
ペットとして安く買いたいという方は、是非一度、近くのホームセンターや熱帯魚ショップに足を運んでみてください。

らんちゅうを知ろう見よう

らんちゅう勉強会とは

らんちゅう勉強会とは、先生を呼んで、らんちゅうについて勉強・指導・相談する会です。
これを、研究会と呼ぶところもあるようです。
品評会とは大きく異なる点がいくつかあるので、少し紹介します。
まず、対象とされるらんちゅうの歳。
品評会では当歳・二歳・三歳以上とあるのに対して、勉強会では当歳魚のみの対象となっています。
質疑応答については、品評会では、自分がつけられた順位に対して、質問や疑問を投げかけたりすると、審査員に異議と捉えられ印象が悪くなったり、最悪、その会を辞めなくてはいけない事になってしまいます。
一方、勉強会では、情報収集や交換、勉強をするという事が最大のテーマなので、審査結果についてや、自分または他のらんちゅうのいい点・悪い点を、審査委員に質問する事ができます。
勉強会というだけあって、飼育の仕方から品評会にだす為にはどうしたらいいのか?
というところまで、幅広く指導して貰えるので、愛好会や品評会よりも勉強になるのではないでしょうか。
簡単にいってしまえば、品評会のテーマは、らんちゅうの品位を向上させる事です。
品評会は、愛好家たちのみる目を養う事に重点をおいた会です。
逆に、会員たちの勉強や情報交換に重点をおいたのが勉強会となります。
らんちゅうその物についてですが、品評会では、自分が苦労して創りあげられたらんちゅうで競い合いますが、勉強会では、自分のらんちゅうは今どれくらいのレベルなのか確認できる場になっています。

らんちゅう愛好会とは

らんちゅう愛好会とは、読んで字のごとく、らんちゅうを愛してやまない愛好家たちが参加できる会です。
全国には、たくさんのらんちゅう愛好会があります。
では、そこではどんな事をするのか。
品評会のように、他のらんちゅうと甲乙をつけて競い合うのではなく、らんちゅうについての色々な知識、育て方、観察法、品評会にだす為にはどうしたらよいか?
などを解りやすく知る事ができます。
自分が今、らんちゅうをどのように育てているか話したい。
らんちゅうの事をもっと詳しく知りたい。
繁殖を専門としている方の意見を聞きたいなどという方にオススメです。
小さな事から専門的な事まで、詳しく聞く事ができるので、とても勉強になります。
らんちゅうが好きなら、らんちゅうファンがたくさんいる愛好会に参加しないのはもったいないです。
らんちゅうを通して人との交流が増えたり、違う世界をみることで刺激を受けられるので、ぜひ積極的に参加してみましょう。
競い合ってらんちゅうに順位をつける会ではありませんが、自分がたくさんの愛情を注いで育てたらんちゅうと、他の人が育てたらんちゅうの違いはどこにあるのか、目指しているらんちゅうにする為にはどうしたらよいのかなど、嬉しい疑問もでてくるので、一度、他のらんちゅうと比べてみるのもいいですね。
料金体系や運営方法が愛好会によって大きく違うので、いろいろな愛好会に参加して自分に合った愛好会をみつけてみてください。

らんちゅう品評会とは

らんちゅう品評会とは、毎年秋頃に行われる、人間でいえばオリンピックのような大会の事です。
他のらんちゅうと自分のらんちゅうを比べ、甲乙をつけて順位が決められる物です。
部門は当歳・二歳・三歳以上に分けられます。
審査項目には、泳ぎ方・全体のバランス・大きさ・ウロコの様子・色・柄(模様)などがあります。
では、どのようにして品評会にだすのかというと、二通りあります。
まず、親のらんちゅうを育てて、産まれた稚魚を一から育て品評会にだす方法です。
一般的には、メスの体形でオスの尾形をしているのがよいといわれていますが、オス・メスどちらも幅が大きく尾形のいい物で頭部が発達していれば、それを掛け合わせるに越したことはありません。
しかし、人間同様、両親がよくても必ずしもいい物が産まれるという訳ではありません。
あくまでも可能性が高いという範囲だと考えてください。
もう一つは、熱帯魚ショップなどで購入したらんちゅうを、大きく育てて品評会にだす方法。
ただ、いいらんちゅうはもちろん値段もそれなりにします。
自分が品評会にだすらんちゅうは、どこに特徴をもたせたいのかによって、選ぶ親が変わってくるので、まず品評会にだしたいらんちゅうをイメージしましょう。
品評会は愛好会の中にある会なので、まず先に愛好会に入会してください。
それから、頑張って育て上げた自慢のらんちゅうを品評会にだしてくださいね。

らんちゅうブリーダー

らんちゅうブリーダーを訪れるときのマナー

らんちゅうを大切に育てているブリーダーに失礼があってはいけません。
「一番いいらんちゅうは?
」などと聞いてはダメです。
ブリーダーは様々な考え方を持っていますから、いう事は必ず聞き入れるようにしましょう。
また、池の縁に足をのせたり、腰を掛けたりしては絶対にいけません。
ブリーダーがのせていても、見学をさせて頂いている立場ですので慎みましょう。
また、泳ぐ姿をみたいが為に縁を叩くのもNG。
自然に泳ぐ姿を待ち、みるようにします。
洗面器に移す際は、ブリーダーにすくって貰います。
勝手にすくって傷をつけてしまうと、最悪、取り返しがつかない事にもなりかねません。
販売用や品評会に出品するらんちゅうもいるので、必ずブリーダーに許可を戴きましょう。
ブリーダーによってはすくい上げてもいいといわれますが、丁寧に扱う事を忘れずにすくいましょう。
長い時間洗面器に入れていると、酸欠になり、ストレスに繋がりますので、みたらすぐに池に戻しましょう。
また、タバコの灰が入ると水質汚染や病気に繋がるので、池の近くでの喫煙は避けます。
飲食もダメです。
小さい子どもは連れていかない方がいいでしょう。
勝手に触ったり、池に落ちたりと危険が多いのです。
そして、らんちゅうを譲ってもらう場合は、必ずブリーダーのいい値に従います。
値切ったり、批判したりしてはいけません。
ブリーダーのプライドを傷付ける事になります。
以上の点に注意して、お互いに気持のいい訪問をしましょう。

らんちゅうのカリスマブリーダーになるには

カリスマブリーダーになるには、まずらんちゅう選びが重要になってきます。
らんちゅうといえば頭のコブや色です。
コブの形で「兎金頭」「竜頭」「獅子頭」と呼び名が違ってきます。
品評会ではコブがポイントとなります。
また、約20種類以上ある色から、お気に入りのらんちゅうを選ぶのも楽しみの一つです。
一般的に知られているのは赤色ですが、黄金色や黄頭などの黄色系も綺麗でお薦めですよ。
背中に赤い日の丸の模様があったり、小窓・大窓と呼ばれる頭が白いらんちゅうなど、様々な模様の種類があるので選んでいて楽しいです。
基本的には上からの鑑賞が多いので、色や模様の名前は上からみた時の呼び方でつけられているそうです。
らんちゅうには背びれがないのでゆっくり泳ぎます。
その愛らしく泳ぐ姿が好きな方には、観賞用として愛されてます。
らんちゅうを買う人は、ペット、観賞用、品評会に出品したい人などそれぞれ違うようです。
らんちゅう選びに共通していえるのが、全体の肉付きをみたり、頭のコブをみたりと元気に泳ぐらんちゅうを選ぶ事です。
購入する時は、泳いでいる姿をゆっくりみれるペットショップで買う事をお薦めします。
水槽が濁っていたりすると、病気になっていたりするので注意してください。
後は、基本的な飼育の仕方に習い、育てていけば立派ならんちゅうが育ちます。
品評会にだすなど、楽しみながら、カリスマブリーダーを目指しましょう。