現実と理想の葛藤を描いた作品 映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

現実と理想の間で葛藤する夫婦の姿に共感できる映画でした。

映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』を観ました。

閑静な住宅街で家族4人、何不自由のない生活をしているんだけども、家に縛られ、自分を犠牲にしながら暮らす事にストレスを感じている妻の心の葛藤が描かれた作品でした。

結婚して長い年月が経てば、誰にでも起こる虚無からの倦怠感、絶望感をぶつけ合う夫婦の修羅場を通して男女の考え方、感覚の違いがよく表現されています。 終始重い空気感や気だるさを感じさせる映画でしたが、夫婦のあり方を考えさせられる良作でした。本作の妻と同様、日々の暮らしに虚無感を感じている奥様には是非一度見てみてほしい映画です。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(原題: Revolutionary Road)は、2008年のイギリス・アメリカ映画。原作はリチャード・イェーツの小説『家族の終わりに』。

『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが夫婦役で再共演。またキャシー・ベイツも『タイタニック』以来の再共演を果たしている。また、ウィンスレットは実生活上の夫であるサム・メンデスの監督作品に、初出演・主演している。

第66回ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)受賞。第81回アカデミー賞美術賞、衣装デザイン賞、助演男優賞ノミネート。

ストーリー

1950年代のアメリカ。フランクとエイプリルは、子供にも恵まれ幸せに暮らしていた。郊外の「レボリューショナリー・ロード」と呼ばれる通りに面 した庭付きの一軒家、都会の大企業への電車通勤、週末のリゾートへの小旅行。まさに二人は戦後のアメリカが黄金期を謳歌していた時代の体現者だった。だ が、2人はそんな暮らしにどこか閉塞感を抱いており、絵に描いたような「幸福な家族」の崩壊は間近に迫っていた。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
フランク・ウィーラー レオナルド・ディカプリオ 浪川大輔
エイプリル・ウィーラー ケイト・ウィンスレット 林真里花
ヘレン・ギヴィングス キャシー・ベイツ 小宮和枝
ジョン・ギヴィングス マイケル・シャノン 青山穣
ミリー・キャンベル キャスリン・ハーン 住友優子
シェップ・キャンベル デヴィッド・ハーバー 山野井仁
ジェニファー・ウィーラー ライアン・シンプキンス 釘宮理恵
マイケル・ウィーラー タイ・シンプキンス たなか久美
ジャック・オードウェイ ディラン・ベイカー 水内清光
バート・ポラック ジェイ・O・サンダース 土師孝也
ハワード・ギヴィングス リチャード・イーストン
モーリーン・グラブ ゾーイ・カザン
  • その他の日本語吹き替え:多田野曜平/外谷勝由/岐部公好/御園行洋/荻野晴朗/千々和竜策/松田健一郎/片貝薫/清水美智子/牛田裕子

主な受賞

  • ゴールデングローブ賞:主演女優賞(ドラマ部門)
  • サテライト賞:助演男優賞
  • セントルイス映画批評家協会賞:主演女優賞
  • バンクーバー映画批評家協会賞:主演女優賞(『愛を読むひと』に対しても)

監督:サム・メンデス

サミュエル・アレクサンダー・メンデス,CBE(Samuel Alexander Mendes, CBE、1965年8月1日 - )は、イギリスの演出家・映画監督。

来歴

生い立ち

バークシャー州レディングにて、トリニダード・トバゴおよびポルトガル系の父親ジェームソン・ピーター・メンデス(大学講師)とユダヤ系イギリス人の母親ヴァレリー・ヘレン・バーネット(児童文学作家)の間に生まれる。1970年に両親は離婚し、母親と暮らす。

ケンブリッジ大学卒業後、チチェスター・フェスティバル劇場やロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演出家としてキャリアを始める。

キャリア

ロンドンやニューヨークでいくつもの舞台(『オリヴァー!』『十二夜』『桜の園』『キャバレー』『ブルー・ルーム』等)を演出し、ローレンス・オリヴィエ賞を始め数々の賞を受賞している。2002年まで、ロンドンのドンマー・ウエアハウスの芸術監督を務めた。

1999年公開の映画監督デビュー作『アメリカン・ビューティー』でアカデミー監督賞、ゴールデングローブ賞 監督賞を受賞。2000年にはイギリス王室より大英帝国勲章を与えられた。

2012年には監督を務めた『007』シリーズ第23作『007 スカイフォール』が公開される。

私生活

女優のジェーン・ホロックスやキャメロン・ディアス、キャリスタ・フロックハート、レイチェル・ワイズなどとの交際を経て、2003年に女優のケイト・ウィンスレットと西インド諸島で結婚。同年12月には長男も誕生し、一家でニューヨークで暮らしていたが、2010年3月15日、すでにケイト・ウィンスレットとは別居をしており離婚手続き中であることを弁護士を通じて発表した。

主な作品

監督
  • アメリカン・ビューティー American Beauty (1999)
  • ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition (2002)
  • ジャーヘッド Jarhead (2005)
  • レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで Revolutionary Road (2008)
  • お家をさがそう Away We Go (2009)
  • 007 スカイフォール Skyfall (2012)
製作
  • ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition (2002)
  • 君のためなら千回でも The Kite Runner (2007) 製作総指揮
  • 悲しみが乾くまで Things We Lost in the Fire (2007)

作品

アメリカン・ビューティー
アメリカン・ビューティー』(原題: American Beauty)は1999年製作のアメリカ映画。サム・メンデス監督作品。

平凡な核家族が崩壊する過程で、現代アメリカ社会の抱える闇を時にコミカルに描き出す。娘の同級生に恋する中年男性をケヴィン・スペイシーが演じている。
第72回アカデミー賞で作品賞を受賞した。
広告代理店に勤め、シカゴ郊外に住む42歳のレスター・バーナム。彼は一見幸せな家庭を築いているように見える。
しかし不動産業を営む妻のキャロラインは見栄っ張りで自分が成功することで頭がいっぱい。娘のジェーンは典型的なティーンエイジャーで、父親のことを嫌っている。レスター自身も中年の危機を感じていた。
そんなある日、レスターは娘のチアリーディングを見に行って、彼女の親友アンジェラに恋をしてしまう。そのときから、諦めきったレスターの周りに完成していた均衡は徐々に崩れ、彼の家族をめぐる人々の本音と真実が暴かれてゆく。
ロード・トゥ・パーディション
ロード・トゥ・パーディション』(Road to Perdition)は、アメリカのミステリー作家であるマックス・アラン・コリンズ作のグラフィックノベルならびにそれを原作とした同名のアメリカ合衆国の映画である。題名は『子連れ狼』のキャッチコピー「冥府魔道を行く父子」からきている。なお、本項では映画に関して記述する。

『アメリカン・ビューティー』で第72回アカデミー賞の作品賞と監督賞をダブル受賞したサム・メンデスが、トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウといった新旧実力派スターを揃え大恐慌時代のシカゴを舞台に、マフィアの世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマである。小池一夫、小島剛夕の漫画『子連れ狼』をモチーフとした重厚かつ繊細な世界観は主に映画評論家から高く評価され、「アカデミー作品賞の最有力候補」と推す声も多かったが第75回アカデミー賞においては作品賞を除く6部門のノミネートに収まり、受賞は撮影賞のみであった。授賞式の際、式の半年前に撮影を担当したコンラッド・L・ホールが死去したため、息子が代理で受け取った。

日本での試写時ではタイトルを「狼は天使の匂い」としていたが、最終的に原題のカタカナ表記に決定した。
イリノイ州ロックアイランドで、妻と2人の息子と共に暮らすマイケル・サリヴァンは、良き夫・良き父でありながらアイルランド系マフィアの殺し屋という裏の顔も持っていた。マフィアのボスであるジョン・ルーニーは、サリヴァン一家を自分の家族のように溺愛していた。その一方で実の息子であるコナーに対しては冷ややかで、コナーはそれを苦々しく思っていた。

ある日、組織の幹部会で父から激しく自分のミスを攻め立てられたコナーは、父への恐れと、そんな父に自分以上に溺愛されるサリヴァン一家への嫉妬と 憎悪の念を抱くようになり、サリヴァンの妻と次男を殺害。それを知ったサリヴァンは生き残った長男と共にコナーへの復讐を決意。実の息子と、それ以上に愛したサリヴァン父子との間に板挟みになったジョンは実の息子を選び、サリヴァンの許に一流の殺し屋であるマグワイアを派遣。マグワイアの度重なる襲撃から 逃れたサリヴァン父子は、かつて自分たちを愛してくれたジョンと、妻子の敵であるコナーを射殺。心身ともに憔悴しきったサリヴァンは息子と共に海辺の小さ な家で一時の休息を過ごす。しかし突然サリヴァンの体を一発の銃弾が打ち抜いた。後ろを振り返るとマグワイアがいた。瀕死の状態でマグワイアを射殺したサリヴァンは、泣きつづける息子の腕の中で息を引き取るのであった。
ジャーヘッド
ジャーヘッド』(Jarhead)は、2005年に公開されたアメリカの戦争映画。1990年に中東へと派兵されたアメリカ海兵隊員、アンソニー・スオフォードの湾岸戦争体験記『ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白』(2003年出版)を原作としている。

監督は『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス。一兵士の視点を通し、これまでの戦争映画とは違い、戦闘シーンがほとんど無く、変わった切り口で現代の戦争を描いている。

尚、表題になっているジャーヘッドとは、海兵隊員の刈り上げた頭がジャー(蓋のついたガラス瓶)のように見える事からつけられた蔑称である。

代々海兵隊員を輩出してきた家系に生まれ、自身も父と同じ道を歩むべく、1988年に18歳で海兵隊に志願した青年、アンソニー・スオフォード。過酷な訓練を耐え抜き、第7海兵連隊第2大隊司令部中隊付きSTAの前哨狙撃兵として1990年の夏、湾岸戦争の為サウジアラビアへと派遣された。

使命感に燃える若き海兵隊員たちとアンソニーだったが、派遣先で待っていたのは果てしない砂漠と訓練、そしてひたすら待機する日々だった。